雷とは
E.A | 対象月： 年間 | 更新 2016.7.15
② 雷の発生条件と種類
雷の発生条件
① 湿気を含んだ強い上昇気流が発生すること。② 雲頂の温度が低い（－20℃以下）こと。
上昇気流のでき方と雷の種類
上昇気流のでき方によって、雷はおもに３つの種類に分けられます。また、複数が組み合わさって起こることもあります。① 熱電：日射の熱によっておこる雷
強い日射で地表面付近の湿った空気が熱せられて起こる上昇気流による雷。夏の暑い日の午後から夕方にかけて、比較的狭い範囲に発生します。夏の激しい雷雨は、熱雷と界雷の２つが重なった「熱界雷」であることが多いです。
② 界雷（前線雷）：前線の近くで起こる雷
温かい空気と冷たい空気がぶつかる前線付近で発生する上昇気流に伴う雷。特に寒冷前線では、冷たい空気が温かい空気の下にもぐり込んで急激に押し上げるため、激しい上昇気流が起こりやすくなります。季節や時間に関係なく、比較的広い範囲にわたって発生します。
温かい空気と冷たい空気がぶつかる前線付近で発生する上昇気流に伴う雷。特に寒冷前線では、冷たい空気が温かい空気の下にもぐり込んで急激に押し上げるため、激しい上昇気流が起こりやすくなります。季節や時間に関係なく、比較的広い範囲にわたって発生します。
③ 渦雷：低気圧や台風の渦によって起こる雷
台風や発達した低気圧の中心で、周りから吹き込む空気が渦を巻いて立ちのぼる際の上昇気流に伴う雷。移動しながら広範囲に影響を及ぼします。
台風や発達した低気圧の中心で、周りから吹き込む空気が渦を巻いて立ちのぼる際の上昇気流に伴う雷。移動しながら広範囲に影響を及ぼします。
