気象予報士と行く社会科見学

熱中症を防ごう!

M.R | 対象月: 6月 | 更新 2015.7.15
熱中症計
熱中症とは?
熱中症は、室温や気温が高い中での作業や運動により、体内の水分や塩分(ナトリウム)などのバランスが崩れたり、体内の調節機能が働かなくなることで発症する症状の総称です。 体温上昇、めまい、体のだるさを引き起こし、重度の症状に至ると命を落とす可能性もありますが、正しい予防方法を知り、普段から気をつけることで防ぐことができます。

熱中症7つの症状

①めまいや顔のほてり…一時的に意識が遠のいたり、腹痛などの症状が出る場合もあります。
②筋肉痛や筋肉のけいれん…「こむら返り」と呼ばれる、手足の筋肉がつるなどの症状が出る場合があります。
③体のだるさや吐き気…吐き気に加え、頭痛などを伴う場合もあります。
④汗のかきかたがおかしい…ふいてもふいても汗がでる、もしくは全く汗をかいていないなどの症状があります。
⑤体温が高い、皮ふの異常…体温が高く皮ふを触るととても熱い、皮ふが赤く乾いている等の症状があります。
⑥呼びかけに反応しない、まっすぐ歩けない…声をかけても反応しなかったり、おかしな返答をする場合があります。また、体がガクガクとひきつけを起こしたり、まっすぐ歩けない等異常があるときは、重度の熱中症です。
⑦水分補給ができない…呼びかけに反応しない等、自分で水分補給が出来ない場合は大変危険な状態です。

熱中症にかかってしまったら無理をせず病院へ行きましょう。

熱中症の予防策

熱中症計
・部屋の温度をこまめにチェック!
 普段過ごす部屋には熱中症計を置くことをお奨めします。
・室温28℃を超えないように、エアコンや扇風機を上手に使いましょう!
・のどの渇きを感じたら必ず水分補給!
・のどが渇きを感じる前にも、こまめに水分補給!
・外出の際は体をしめつけない涼しい服装で、日よけ対策も!
・無理をせず、適度に休憩を!
・日頃から栄養バランスの良い食事と体力づくりを!
熱中症について学ぼう!
2015年・夏、日本気象協会が推進する「熱中症ゼロへ」プロジェクトが様々なイベントへ参加すると聞き、実際に足を運んでみました。

「太陽のマルシェ」×「熱中症ゼロへ」コラボイベント

6月13日(土)、14日(日)の2日間に渡り、東京都中央区勝どきで開催された「太陽のマルシェ」。2013年9月から2015年6月現在まで毎月定期的に開催されている、日本最大級の「食べる・買う・学ぶ・体験」ができる新しい都市型マルシェ(市場)です。

今回は「熱中症ゼロへ」プロジェクトとのコラボレーションということで、「熱中症対策」をテーマに開催されました。

会場内には、熱中症予防に有効とされる新鮮な夏野菜や果物、塩、発酵食品といった熱中症対策になる食品ブースが軒を連ねる他、「熱中症ゼロへ」ブースでは、熱中症予防クイズ&抽選会、熱中症予防ぬりえコーナー、熱中症や夏天気の解説パネルの展示が行われ、多くの来場者が熱中症について楽しみながら学んでいる姿が印象的でした。

「熱中症ゼロヘ」サマーフェスティバル2015

熱ゼロイベント
6月14日(日)には、池袋サンシャインシティ噴水広場にて「熱中症ゼロへ」主催のイベント『「熱中症ゼロヘ」サマーフェスティバル2015~ゆるキャラ®たちと、踊って学んで 熱中症を吹っ飛ばせ~』が開催されました。
イベント名にもなっている通り、会場には全国各地のゆるキャラたちが大集合し、ダンスコンテストを開催。ゆるキャラの登場によってイベントにはお子様たちもたくさん参加していました。

会場では「熱中症ゼロへ」プロジェクトに協賛している企業の方々が、熱中症対策に有効的な商品の紹介をしたり、サンプルを配布したり、お祭りのような雰囲気の中で熱中症について学ぶことができました。
今年の夏はまだまだこれから。早め早めの対策を心がけ、熱中症を予防しましょう。

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