気象予報士がみた世界の空

まるごと楽しむホーチミン

Y.T | 対象月: 7月 | 更新 2015.4.22
ベトナムの街並み

一年中楽しめるホーチミン。しかし雨季は注意!

ベトナムは南北に細長く、気候分布は大きく北部・中部・南部に分けられます。北部は四季に似たものが存在し年間の気温差が激しく、冬は最低気温が10度を下回る日も現れます。
北部・ハノイの記事
中部は高温多湿多雨で、8・9月は台風の襲来が多く、南部は雨季と乾季が顕著に現れます。
今回訪れたホーチミンは南部に位置し、年間平均気温は30度前後となるため一年中半袖で過ごすことができます。
しかし、雨季(5月~10月)は月平均降雨日数が20日を超えることも多く、しばしばスコールに見舞われるため、バッグに折り畳み傘を忍ばせておいたほうが安心です。ただ、地面があまり整備されていないので激しい雨で足が汚れることは覚悟しましょう。

ホーチミンの別名“東洋のパリ”

市民劇場
かつてフランスの植民地だったベトナムですが、現在もなおフランス占領時代の名残を感じ取れる建造物が多数残っています。特にホーチミン中心部のドンコイ通りは見ごたえあり。散歩がてら歴史を感じることができます。(※写真は市民劇場)

雨宿りはカフェでベトナムコーヒーを

ベトナムコーヒー
“コーヒー+コンデンスミルク”でいただく独特なスタイルのベトナムコーヒー。専用フィルターに粉コーヒーをセットし、予めミルクを入れたカップにコーヒーを落とします。コーヒーがすべて落ちたら底のミルクを静かに混ぜて完成。ホットであればそのまま、アイスの場合は氷の入ったグラスに注ぎます。まったりとした甘くて濃いコーヒーブレイクで疲れをとってみてはいかがでしょうか。

茶色い水が流れるメコン川

メコン川
ミャンマー・ベトナム等、6か国をつなぐ全長約4000mにもなるメコン川。その細い支流から本流へと進む川下りは、ベトナム旅行で人気ツアーのひとつです。笹舟のごとく細長い小舟に乗り、現地の漕ぎ手による手漕ぎで、ジャングルのようなヤシが生い茂る数メートル幅の緑の細いトンネルを突き進みます。対向側の舟とあわや衝突して転覆するのでは!?というスリルを味わいながら、最後は開けた場所へ出てきます。最後の解放感はとても気持ちいいものですが、舟を降りる際にはチップを忘れずに!

暑さ、雨しのぎは民族衣装のノンラーで!

円錐状の形をした“ノンラー”と呼ばれる編み笠はベトナムの代表的な民族衣装です。アオザイも有名ですが少々高価なため、ベトナム気分を手軽に味わうなら安価な“ノンラー”がおすすめ。軽量で、日よけ・突然の雨にも順応できる優秀な旅のお供になります。(※川下りの漕ぎ手の女性が被っています。)
+more 現地の情報

歩行者よりバイク

バイク文化
バイク文化で有名なベトナム。歩行者用の横断歩道はあってないようなもので、いくら待っていても一台たりとも止まってくれるバイクはありません。「よし、今だ!」というタイミングを狙い、バイクの流れに乗りつつ、勇気を持って横断する必要があります。万が一、バイクの行く手を阻むものならばクラクションを連発されるので気を付けましょう。

毎日のんびりお昼寝タイム

街を歩いていると、バイクに器用に寝そべったり、売り物と思われる服などを枕にしたり、ハンモックに吊るされてスヤスヤ…と、様々な昼寝の光景を多く見かけます。これは単なるサボりではなく立派なお昼寝タイム。日中12~15時頃までは日射しが強く、外出するのも億劫、仕事をしても捗らない、そんな時は体力温存をして日射しが傾いてくる夕方から活動を始めるようです。

バレーボール大の不思議な食べ物

グレートボール
ベトナムの名物料理のひとつ“グレートボール”。中は空洞で、周りをサクサクとつぶし、底にたまっているお餅状のものと一緒にハサミでカット。甘みがあるため、料理というよりはおやつ感覚でいただける見た目も楽しい一品です。
[記事監修:齊藤愛子(気象予報士)]
参考資料・URL
ベトナムの天気・気候・服装(http://latte.la/travel/place/vietnam/weather)

ベトナムガイド(http://stw-vietnam.com/weather/)
ホーチミンの天気

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