雷とは

E.A | 対象月: 年間 | 更新 2016.7.15
① 雷とは何か

雷とは

空気中の放電現象で、光と音を伴うものが「雷」です。

雷発生のしくみ

雷のもとは、発達した積乱雲の中で、氷の粒が激しく動いてぶつかり合う際に生じる「静電気」です。
電気には、プラス(+)とマイナス(-)がありますが、氷の粒がぶつかり合うと、軽くて小さな粒が+に、重くて大きな粒がーに帯電する性質があります。そのため、雲の中では+の電気が上、-の電気が下に溜まっていきます。

+と-の電気は互いに引き合う性質があるため、積乱雲の上と下で一定以上の電気が蓄積されると、+と-が強く引き合う力によって通常は電気は通さない空気にも電気が流れるようになり、放電現象が起こります。こうして、雲の上下間で起こる放電を「雲放電」といいます。

さらに、雲の下の方にーの電気が溜まると、その下の地面では-の電気に引き寄せられた+の電気が溜まってきます。これにより、雲と地面の間で起こる放電現象が「落雷」です。


図1 雷雲の発生と電荷の分布

雷の光と音

空気中をむりやり電気が通るために、空気の温度が瞬間的に高温になり、その熱によって光(雷光)が発生します。また、高温になった空気が急激に膨張して周囲の空気とぶつかり合い、空気が激しく震えることで大きな音(雷鳴)が発生します。


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