気象予報士がみた世界の空

ミュンヘンのクリスマス

7 | 対象月: 12月 | 更新 2015.3.20
気象予報士が体験!現地の情報

半袖でクリスマス?冬のミュンヘン

札幌よりも緯度が高いミュンヘン。アルプスに近いため、ドイツ北部よりも、南のミュンヘンの方が気温の低い日も多々あります。寒い日の朝は-10度になることも。しかし2013年と2014年は暖冬のため、例年よりも雪が少なく暖かい冬だったとのことです。地元の人によると、2013年のクリスマスは半袖で過ごしたほど!2014年のクリスマスは、半袖では過ごしませんでしたが、筆者念願の初ホワイトクリスマスは叶わず、クリスマスの次の日にようやく雪が降りました。

暖冬でも雪道には注意!

室内は部屋中を温める暖房が完備されているため、室内は日本よりも過ごしやすいです。そのため、ある日ミュンヘンの冬に慣れたと油断してしまった私は、雪道で大コケしてしまいました。日中は晴れ間が出る日も多かったので雪が溶けやすく、朝の冷え込みにより道路が凍結しやすくなっていました。外出の際は滑り止めのついた靴、手袋は必ず身につけましょう。また、雪が降っていても傘を差している人が少なく、防寒のためにもフード付きのコートがおすすめです。

ミュンヘンのクリスマス

ミュンヘンの過ごしやすく爽やかな夏とは反対に、冬は日が短くどんよりとして気分が落ちやすくなりますが、約一ヶ月開催されるクリスマスマーケットは気分を盛り上げてくれます。ミュンヘンに行く前は、クリスマスマーケットは一都市に一つだと思っていましたが、実際には大小さまざまなマーケットが街のあちらこちらで開催されています。どのマーケットも同じようなものが売られているように見えますが、伝統工芸品が多い所、中世をテーマにしている所、人々の憩いの場、など様々な特色があります。

燃えるワイン!?

寒さを凌ぐために欠かせない、グリューワイン(ホットワイン)。体を温めるスパイスが入った甘く暖かいワインです。オススメなのは燃えるワイン、ファイヤーツァンゲンボーレです。これは、グリューワインにラム酒を浸した砂糖を添えて表面に火をつけるものです。
また、ドイツでは白ワインが有名なので、白のグリューワインも美味しいです。

ドイツ版のおせち?クリスマスのお菓子

クリスマスが近づくと各家庭で、数種類のスパイス入りのクッキーやシュトーレンというお菓子が作られます。作る量は、クリスマスまでの期間食べる分やお世話になっている人に配る分ということで、とても大量です!その様子は、まるでお正月のおせちやお餅を準備しているように見えます。また、ドイツはバームクーヘン発祥の地ですが、実はバームクーヘンはこの時期に食べる特別なお菓子です。日本人の方がよくバームクーヘンを食べているかも?

冬のノイシュバンシュタイン城の情報

ミュンヘンといえば、シンデレラ城のモデルにもなったという、ノイシュバンシュタイン城が有名です。冬のある日に訪れると、濃い霧に覆われ一番お城が綺麗に見えるマリエン橋からお城を観ることができませんでした。また、雪が多いとそもそも橋に入れなくなります。冬にノイシュバンシュタイン城に行く場合は、天気予報を必ずチェックしましょう。

サッカー好き必見!

ドイツのサッカーリーグ、ブンデスリーガで圧倒的な強さを誇るバイエルン・ミュンヘンのホームスタジアムがミュンヘンにあります。この日は、クリスマス休暇に入る前の今年最後の試合。試合は快勝、そして試合後にはクリスマスのイベントが開催され、光のショーや選手がサンタの帽子をかぶって登場するなどとても特別な日に観戦ができました。冬のスタジアムの中は熱気と興奮があるとはいえ、寒さ対策は万全に。バイエルン・ミュンヘンがプリントされた折りたたみの座布団(約10€)が寒さにもお土産にもオススメです。
[記事監修:齊藤愛子(気象予報士)]
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