気象予報士がみた世界の空
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いつ訪れてもハズレ無しのサンフランシスコ
nbayashi | 対象月: 1月 | 更新 2015.5.26
地中海性気候で年中過ごしやすい
私は1月と8月の2度訪れましたが、どちらの季節も日中はぽかぽかとしてて過ごしやすく、公園ではTシャツを脱いでくつろいでいる人も多く見られました。しかし朝晩や、サンフランシスコの名物である霧が発生していると気温がぐっと下がるので、上着を用意しておくと安心です。雨の心配はどちらの季節もあまりありませんでした。
霧のサンフランシスコ
陸側の暖かい空気が、寒流を流れる海側に流れることで、空気が冷やされ過飽和状態になり、霧が発生します。このようなメカニズムで発生する霧を移流霧といい、霧が発生している間は気温が下がるので、夏でも上着を着ないと肌寒くなります。
サンフランシスコを訪れた際、霧が発生して景色が見えなくても残念がることはありません。日常的な景色こそ見えませんが、代わりに、高台から見下ろす霧のかかるゴールデンゲートブリッジや、霧の街中の幻想的な様子を楽しむことができるでしょう。しかし、霧のせいで飛行機が遅延...ということがたまにあるので、ご注意を。
夜の散歩でアシカの歌声を
フルハウス
そのドラマのオープニングではゴールデンゲートブリッジをオープンカーで颯爽と走るシーンが印象的でしたが、ゴールデンゲートブリッジは特に黄金色というわけではありません。この名前の由来は、イスタンブールにあるゴールデンホーン湾とこの海峡が似ていることからゴールデンゲートといわれたのが始まりとされていて、ゴールデンゲートに架かる橋だからゴールデンゲートブリッジとなったのです。
ちなみにこの橋のたもとにあるギフトショップではゴールデンゲートブリッジ色(正確にはインターナショナルオレンジという色らしい)の色鉛筆も売っているので是非お土産に。
[記事監修:齊藤愛子(気象予報士)]
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