気象予報士がみた世界の空
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五感をフルに使って感じるインドの世界!
E.A | 対象月: 8月 | 更新 2015.7.10
五感で感じるものがどれも強い、という印象のインド。
視界に入ってくる雑然とした街並みや行き交うたくさんの人々、
嗅覚を刺激するさまざまな匂い、
辛いor甘い…両極端な味覚、
四六時中鳴り止まないクラクションの音、
そして、肌を刺激する強い日差し。
入ってくる情報が多くて脳がオーバーヒートしそうです。
インドは、ハマってしまう人と二度と行かないという人に分かれると言いますが、私はもう一度行きたい派。
デリー・アグラ・ベナレスを含む北インド平野部を中心に、その過ごし方のコツや魅力をお伝えしていきます。
視界に入ってくる雑然とした街並みや行き交うたくさんの人々、
嗅覚を刺激するさまざまな匂い、
辛いor甘い…両極端な味覚、
四六時中鳴り止まないクラクションの音、
そして、肌を刺激する強い日差し。
入ってくる情報が多くて脳がオーバーヒートしそうです。
インドは、ハマってしまう人と二度と行かないという人に分かれると言いますが、私はもう一度行きたい派。
デリー・アグラ・ベナレスを含む北インド平野部を中心に、その過ごし方のコツや魅力をお伝えしていきます。
まずは基本情報から
暑季は年間を通して最も暑くなり、特に北インドで気温が高く、デリー周辺では40℃近くまで上がります。
雨季は、インド南西からアラビア海の湿気を含んだ季節風(モンスーン)がやってきて大雨を降らせるため、インドで最も雨が多い季節となります。日本の梅雨のような雨が続くわけではなく、1時間ほどのスコールが1日に数回降ります。
乾季が観光のベストシーズンといわれており、デリー周辺では最高気温が20℃前後と過ごしやすくなります。朝晩は冷え込み、最低気温が0℃近くまで下がることもあるようです。
今回はデリーをはじめとするインド北部について紹介しますが、
インドの国土はとても大きく、ヒマラヤ山脈周辺は寒冷気候、西北部は砂漠気候を含む乾燥気候、中部・東部の温帯気候、そして南部は熱帯気候となるなど、地域により気候の様子もまったく違うようです。
インドに行くときは、訪れる地域の情報を事前にチェックすることをおすすめします。
それでは、私が訪れた8月・雨季のインド北部についてお伝えしていきます。
日中の強烈な日差しと暑さ
そして、晴れている時間帯は太陽の日差しがとても強い!アスファルトからは陽炎が立ち昇ります。
8月のデリーの平均最高気温は33℃程度ですが、屋外の日差しの下ではそれよりも暑く感じました。
白い大理石の美しい宮殿ですが、その裏側では観光客が日陰に避難して、ぐでーっと休息する光景が広がっていました。
三輪バイクタクシー「オートリキシャ」や、自転車タクシー「リキシャ」を利用するなど、体力温存を少し意識しつつ回ることがおすすめです。
行先や料金の確認を事前にきっちり行うことがおすすめですが、上手に利用できると少しの移動も気軽に使えて便利です。
そして、そんな暑さの中、大切なのは飲み水です。 街中の水道水は飲用ではないことがほとんどなので、ミネラルウォーターを多めに買って持ち歩きましょう。
そして、そんな暑さの中、大切なのは飲み水です。 街中の水道水は飲用ではないことがほとんどなので、ミネラルウォーターを多めに買って持ち歩きましょう。
屋外の暑さと対照的な、列車やホテルの寒さ
ちなみに、寝台列車は、冷房対策や景色の観点から個人的には下段がおすすめです。上段は冷房の吹き出し口が近いとかなり寒いです。ただし、防犯上は上段の方が安心かもしれません。
(デリーからは南東へ800km離れますが、まだインド北部の一部。インドがいかに大きいかがわかりますね。)
ガンジス川の水は少しひんやりし、茶色く濁り、粘度が少し高めな感触です。
朝から晩まで、インドの文化や宗教、生活などさまざまなものが凝縮されているような場所でした。
突然のスコール スケジュールには余裕をもたせて
見どころの多いインド北部ですが、列車の時刻が大きくずれること(2、3時間ずれもあります)や、道路の交通渋滞があったり、雨季は雨による足止めや、暑さでの体力の消耗もありますので、スケジュールは余裕を持って組むことがおすすめです。
刺激がたっぷりのインドで、五感をフルにつかう体験に挑んでみてはいかがでしょう。
刺激がたっぷりのインドで、五感をフルにつかう体験に挑んでみてはいかがでしょう。
[記事監修:齊藤愛子(気象予報士)]
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