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日本から最も近い南国グアムは、降水予報が難しい
n.yazaki | 対象月: 5月 | 更新 2015.7.7
日本から3時間半で行ける南国
熱帯雨林気候に属しており、年間を通して高温多湿ですが、6~12月が雨季、1~5月が乾季とされていて、雨季にはスコールが降ります。
日本から約3時間半で行けるビーチリゾートとして、長時間フライトが苦手なお子様連れファミリー旅行にも人気が高く、ウェディングロケーションとしても人気の島です。
長年、日本からの観光客を中心とした観光産業で栄えてきたグアムは、街中の至る所に日本語の案内、日本語のメニュー、日本語が話せるスタッフの方がおり、海外旅行初心者やお年寄りにも滞在しやすい環境です。
湿度が高いので熱中症に注意!
こちらの画像は、5月のビーチの木陰で計った熱中症計です。
少し見づらいですが、熱中症指標が最高値の”危険”となっています。午前中の木陰でこの状況ですから、太陽が高い時間帯の過ごし方には日本の真夏と同様の注意が必要です。
旅行前に予報をチェック…ずっと雨!!本当?
しかし、実際はスコールが毎日ある、というだけで、一日中雨天であることは稀です。
結婚式を挙げる方、BBQを考えている方など、何時に雨が降るのか、いつが晴れるのか、事前に調べたいと思いますが、こればっかりは当日でも細かく予報できないのがスコールです。
ただ、しばらく待てば雨は止み晴れ間が出て、綺麗な虹を見ることができたりします。
もしも屋外での行動を予定していた時間にスコールに合ってしまったら、南国ペースでのんびり雨上がりを待ってみましょう。
綺麗な海
どこまでも透明で明るいブルーの海は、南国感を倍増させてくれます。
透明度が高いのは、ただゴミが無いからではありません。海底の砂が、サンゴ砂だからです。
サンゴ砂は粒子が荒いため、海中で舞ってもすぐに沈みます。日本の本土のビーチは、一部を除いて大方が黒い砂です。 日本は火山島国であるため、噴火した際に流れてきた溶岩や、地震などで河川から流れてきた土砂や石などが細かく砕けたものなのです。
ビーチが有名な国はたくさんありますが、やはり日本人には白い砂浜に根強い人気があります。
グアムでは、サーフィン、ダイビング、カヤック、バナナボート、あらゆるマリンスポーツが体験できますが、透明度の高い海を満喫できるダイビングは、最もおススメのアクティビティです。
のんびりグアムの早起き朝市
だいたい5月~9月のグアムの日の出時間は、朝6時前後です。日が昇る前に採ってきた色とりどりの果物や野菜が並び、地元の人が家族でやってきます。
あちこちから美味しい匂いが漂ってくる屋台ですが、慣れない外国料理で弱った胃の日本人におススメなのがお粥の屋台です。日本人好みのよく出汁が効いたスープに、とろとろのお粥と、色々なトッピングが選べます。BBQ串の屋台に並んでいるのは欧米人ばかり、お粥の屋台に並んでいるのは日本人ばかり、という対照的な光景がありました。
そのフルーツ、カリフォルニア産かも
[記事監修:齊藤愛子(気象予報士)]
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