気象予報士がみた世界の空

青空の下で飲むハンガリーワイン

M.K | 対象月: 9月 | 更新 2015.2.20

雨の予報で「貴重な晴れ間」をゲット!?

内陸国ハンガリーの首都・ブダペストは夏暑く、冬寒い大陸性気候。夜は夏でもヒンヤリするので、長袖が必須です。
さて、訪れた9月はベストシーズン!のはずが、残念ながら天気予報は滞在予定2日とも雨。到着したブダペストは雨模様でした。仕方なく、到着日は宿から歩いて行ける範囲で軽めの行程を組むことに。市街中心に位置する、聖イシュトバーン大聖堂。曇天でも、聖堂内部の迫力は楽しめます。
聖堂から外に出ると、雨はやみ、わずかな薄日が…淡い期待を抱き、ブダペストの象徴「くさり橋」に向かっていくと、ほんの小さな青空が現れてきました。これはもしやと思い、30分程度待っていると…
見られました!青空をバックにしたくさり橋です。こうなると長旅の疲れも吹っ飛びます。2日間雨の予報で、実際数分前まで雨が降っていました。これは「貴重な晴れ間」であることは間違いない、と急きょ足を延ばして、王宮や夜景を見下ろす丘まで楽しむことができました。
宿に着くころには曇り始め、翌日は一日雨でした。必ずしも当たらない海外の天気予報。事前に天気予報を頭に入れて、「貴重な晴れ間」に気付くことで、感動が倍増しますよ。
ブダペストの天気予報はtenki.jp+moreでも公開しています!(http://more.tenki.jp/world/point/12843/)

ワインフェスティバルに遭遇!

貴重な晴れ間で訪れた王宮で偶然出会ったのが、年に5日間だけ開催される、名物・ハンガリーワインのお祭りです。冷涼な内陸気候のハンガリーは日本の長野県や山梨県と同様、葡萄の生産が盛んです。特に有名なのが「トカイワイン」。甘い「貴腐ワイン」として日本で飲んだことがある人も多いのではないでしょうか。秋から冬にかけて発生する霧のおかげで、糖分が凝縮された白ワインが育つんだそうです。青空の下で飲むワイン、格別でした!

名物・温泉で雨の日観光

2日目は残念ながら終日雨でしたが、ブダペストは雨の日の観光スポットも充実しています。世界遺産の一部でもある国会議事堂は屋内のツアーがメイン。雨の日でも楽しめますが、当日早めに予約しないと人気の英語ツアーは売り切れてしまうので注意が必要です。そしてなんといってもブダペストと言えば温泉!町中で昔ながらの温泉に入れます。日本の温泉よりぬるめですが、長旅の疲れは癒されます。水着を忘れずに。
外でも建物の中でも楽しめるブダペスト。2日以上滞在される場合は、柔軟な旅程がオススメです!
+more 現地の情報

内陸国のビーチリゾート!?

内陸国のハンガリー。観光のメインは首都ブダペストやトカイワインの産地ですが、ブダペストの南西に位置する「バラトン湖」も人気スポットです。600㎢(東京23区とほぼ同じ大きさ)のバラトン湖は、「ハンガリーの海」と呼ばれていて、夏は国内外からのリゾート客でにぎわうそうです。ブダペストから最短で1時間程度。「晴れ」の予報を見たら、足を延ばしてみては?
[記事監修:齊藤愛子(気象予報士)]
ブダペストの天気

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